こんにちは、有海 糸です。
私は5年、コスプレイヤーをやっていましたが、カメラマンも並行してやっておりました。
カメラマンといっても、3か月に1回くらい撮影すればいいような弱小カメラマンでした。自分も撮影してもらうなら、写真のことを知っておいた方がいいなと思い始めましたが、予想より楽しく、細々と続けておりました。
写真の何が楽しいか少しだけ語ると、
①ストロボの使い方で、あらゆる写真が撮れること
ふんわりとした写真も、コントラストがはっきりしたカッコいい写真も撮影できます。目にハイライトを入れたり、服の皺を目立たせたり、自分が表現したいものをアレンジすることができます。
②写真の基礎知識を学べる
明暗、コントラスト、露出、色温度、RGB、などなど色んなことが学べます。撮影だけではなく、加工でも役にたつので、勉強してから自分の写真が評価されることが増えました(笑)
これらを学ぶメリットは「自分の思い通りに写真を表現できる」ということです。
たとえばキャラクターの暗い過去を表現したいときは、露出を低くして、青みを強くして撮影したりします。
反対に女の子のキャラクターを可愛く撮影したい場合は、コントラストを下げて、輪郭をぼんやりさせると、柔らかな印象を与えます。私の知り合いは、レンズにラップを巻いたりして、さらに柔らかい写真を残していました。
こんな風に自分の手で、色んな表現ができると思うと胸がワクワクしませんか?
面倒と感じるかもしれませんが、一歩だけ踏み出してみるのもいいと思いますよ♪
…とまあ、素敵な感じで終わると思ったかァ!!
こんなタイトルをつけといて、いい感じで終わるわけがありません。しかし最初から愚痴だとドン引きされる可能性もあるので、ふわふわ~な感じで語らせていただきました!
これからカメラマンとして「うわ、苦手だな」と思うレイヤーを正直に!赤裸々に!語っていきたいと思います!よろしくお願いします!!(急なキャラ変)
カメラマンを魔法使いだと思ってる
よくいる
どういうことか申しますと、「カメラの性能を完全に無視した注文をつけてくる」
「私、カメラとか触ったことないし~知らなくて当然じゃん?」と反論したいなら、カメラマンに注文をつけるな!!知識面で同じ土俵にあがれてないのなら、注文をつける権利はない!!
カメラの勉強をすると、いかに目標の写真を撮るのが難しいか分かります。光や色、構図、色々な奇跡が起きてやっと素敵な一枚になります。
そのためカメラの知識がある方は、無茶な提案をしません。しかしカメラの知識0の奴はすごい。カメラ一台でどんな写真も撮れると思っています。
多いのは、暗い環境+ストロボなしの状況で

今から動くので、かっこよく撮ってもらっていいですか?
ぶれる
シャッタースピードという言葉を知らんのか貴様ァァァァァ!!!
そんな写真を求めてるならストロボ持ってくるから言って!
「自然光だけでエモイ感じで撮ってほしいんですよね」じゃないわ!なんで夜まで撮影しようとしてんだお前は!太陽は沈むんだぞ!!!
あとね、せっかくストロボ用意したのに、光を完全に無視するやつ!
え?何でそっち向いた?どや顔でポージングしてるけど、カメラで見たら真っ黒ですよ!!
「光の方に視線いいですか?」とお願いすると、

だって暗めの写真がいいんです
そう反論される!!光と真逆向いたら、暗めというか真っ黒になること分からんのか!!
おそらくカメラを知らない方の予想図と、カメラの写り方が大きく違うんですよね。知ってる方は、なんとなくでも「こっち向いたら、瞳にアイキャッチ入るかな」とか「ここを目立たせたいから、このポーズにしようかな」と想像してくれるんですけどね。
お願いなので、カメラ知識がない方は、勉強するか黙るかしてください。お願い申し上げます。

構図を考えてこない
よくいる
あれ不思議なんですけど、本当に皆さん考えてこない。
衣装やカラコン、スタジオ代を払ってるのに元をとりたくないのか?と問いただしたくなります。
いいですか、構図を考えてこない方の写真データは微妙!!
なかにはセンスがあり、即興でも素敵なポージングや構図を思いつく方はいらっしゃいます。ただそれは才能の問題です。100人いたら1人いたら良い方だと思っています。
昔、会社のつながりでモデルの方の撮影現場に行ったことがありますが、本当によく勉強されていました。休憩時間も雑誌の切り抜きや、スマホで調べてポージングの練習をしていました。
プロの方でさえも勉強しているのに、
素人が何も考えずに来て良い写真が残るわけがない!
「趣味だし…」と反論されるのですが、だったらカメラマンに文句をつけるな!なんも考えてないやつに限って、注文がふんわりしていて、データ見て露骨にがっかりする!許されない……(ギリィ)
「どんな風に撮ります?」聞いたら

とりあえずイイ感じで撮ってください
言われた時は、「言語化しろォォ!!」とストレートアッパーをキメるところでした。
いいですかレイヤーの皆さん。出来れば、参考にするイラストや写真を、
・ラインにまとめる
・ノートに書き込む
それを事前に投げてもらえるだけで、カメラマンは本当に助かります。
一度、ノートにびっしり書いて、ラインで送ってくださった方がいました。天井からはオーガンジーを垂らし、小道具も揃え、ストロボの位置まで書いてくださりました。そして何より、キャラの考察が深くて、読むだけで引き込まれました。
コスプレする方は、そのキャラに何かしらの思入れがあってされる方が多いと思います。キャラの設定を考え、構図などを練ってみてください。少なくとも何も考えてなかった頃よりは、驚くほど良い写真が残せます。
まとめ
以上がカメラマンから見て苦手なレイヤー(当社比)でした!
他にも「カメラマン放置される問題」やら「カメラマンに人権はないのか問題」やら、
色々とありますが次の機会に語っていこうと思います。
レイヤーさんの素敵な写真は、カメラがあってこそ残せるものです。
三脚でも撮影はできますが、やはり人の手によって撮影されたものに敵うことはありません。
自分が頑張ったウィッグや衣装を、素晴らしい写真に残してくれるカメラマン。
レイヤーにとってはなくてはならない存在です。
そこの事実を意識すれば、構図を考えたり、カメラマンさんへ配慮したり、おのずと行動できるはずです。
自分が撮影したいイメージと近いスタジオを一緒に探すとかね!
スタジオで悩んでいる方は、スペースマーケットで撮影スタジオを探すのも1つです!
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レイヤーとカメラマン、協力し合い、素敵な写真を残しましょう!
がんばれ全国のレイヤーカメラマン!
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